酒井宏樹、代表1号もPK献上

スポーツ報知
前半39分、酒井(右)がジャンピングボレーで先制ゴールを決める(中央は遠藤=カメラ・竜田 卓)

◆国際親善試合 日本1―1ベネズエラ(16日・大分銀行ドーム)

 森保ジャパンの連勝が3でストップした。世界ランク29位のベネズエラ代表と対戦し、1―1で引き分けた。前半39分、DF酒井宏樹(28)=マルセイユ=が初ゴールを決めて先制したが、後半36分にPKを決められて追いつかれた。新記録となる森保一監督(50)就任後から国際Aマッチ4連勝はならなかった

 日本代表での49試合目で奪った初ゴールの喜びより、同点のPKを与えた悔しさが上回った。前半39分、DF酒井はMF中島のFKに大外から回り込み、鮮やかなダイレクトボレーで合わせて先制ゴール。しかし後半36分、エリア内でファウルをおかしてPKを献上し、同点に追いつかれた。「DFとしては失点しないことが重要。その上で、得点を取れればよかったんですけど。冷静にならなければいけない時間帯に、冷静さを欠いてしまった」と反省しきりだった。

 MF堂安と右サイドでの連係も息が合い始めた。守備の場面では、堂安が「前を向いている時の守備だけやれば、あとは(酒井)宏樹君が全部やると言ってくれる」と語るように、若手の特徴を引き出す懐の深さも見せている。チームの連勝が止まり「どんな状況でも勝つ試合をしないと」と悔やんだが、実力、経験値ともに高いレベルの28歳。森保ジャパンでも、不動の右サイドバックとしての地位を固めつつある。(金川 誉)

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