197センチ・シュミット、代表デビューで持ち味発揮

スポーツ報知
後半36分、リンコンに同点となるPKを決められたGKシュミット・ダニエル

◆国際親善試合 日本1―1ベネズエラ(16日・大分銀行ドーム)

 シュミットは落ち着いていた。前半3分にフリーの堂安へ縦パスを送り、中島のシュートにつながった。招集4試合目の代表デビュー戦で「ビルドアップはアピールできた」。PKの失点こそあったが、攻撃の起点になる持ち味を発揮。森保監督も「自信になるプレーが多かった」と評価した。

 試合2日前の紅白戦で主力組に入り国際Aマッチ初先発を意識。J3相模原の元日本代表GK川口能活が引退会見で大事にしていたと明かした「不動のメンタル」が頭に浮かんだ。「それを手にしたいと思っています。少しはできたかな」

 197センチの大型GKは主将の吉田からも「これぐらいのサイズで動ける選手が出てきた」と期待される。アジア杯へ向け、東口、権田らとレギュラーを争う。「守備の部分では2人に劣ると思う。練習で取り組んでいきたい」。シュートストップを磨き、正守護神を目指す。

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