【日本代表】1次リーグ突破なるか…オマーン戦“3つのポイント”

スポーツ報知
ダッシュする武藤

◆アジア杯 ▽1次リーグ第2戦 日本―オマーン(13日、UAE・アブダビ)

 日本代表は13日、アジア杯第2戦となるオマーン戦を迎える。初戦は苦しみながらも3―2でトルクメニスタンに勝利。この試合で勝つか引き分ければ、1次リーグ突破が確定する。日本時間、午後22時30分にキックオフとなるこの試合のポイントを挙げる。

ポイント1「大迫依存からの脱却」

 初戦で2得点を挙げた絶対的1トップ・FW大迫は、右でんぶ痛悪化のために欠場する可能性が高い。2列目に南野、堂安という若いタレントをそろえる日本代表だが、彼らが前を向いた状態でプレーするために、“日本屈指のポストプレーヤー”大迫が果たしていた役割は計り知れない。一方、大迫に代わって先発が予想されるFW武藤は、DFラインの背後を狙う“裏抜け型”のストライカー。両者の特徴の違いをいかにしてチームの力に変えられるか。この試合だけでなく、優勝に向けたチームの課題を克服するチャンスでもある。

ポイント2「選手交代によるチーム力底上げ」

 初戦の選手交代は、MF南野→FW北川の一回のみだった。決勝まで進めば計7試合を戦うアジア杯で、ひとりでも多くの選手がピッチ上で戦力となる必要がある。負ければ敗退が決まる決勝トーナメントに進む前に、1次リーグで少しでも多くの選手を試しておきたい。追加招集されたMF乾やDF塩谷は、まだ森保ジャパンで出場がないため、できればピッチに立たせる時間を作りたい。さらにMF伊東ら代表経験が浅い選手たちにも、試合展開に応じてアジア杯の空気になれさせておきたいところだ。

ポイント3「アジアへの早期適応」

 苦戦した初戦後、DF吉田は「入りが非常に悪くて、失点してから自分たち自身で難しくしてしまった」と反省していた。その理由のひとつとして、中東の笛を警戒しすぎたことで、強く相手FWに当たれなかったことを挙げていた。MF堂安も「おれ、こんな下手くそやったかな…」と自虐的に嘆いたように、気候、芝、雰囲気と普段プレーしている状況とはまったく違うアジア杯独特の空気に、リズムをつかめなかったことを明かしていた。第2戦は初戦の反省を生かして“アジアに適応”し、立ち上がりから攻守で自分たちのリズムを握れるかどうか、注目が集まるところだ。

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