“塩キャノン”豪快ミドルの塩谷「忘れられない一日」本拠地で躍動し3連勝&首位突破貢献

スポーツ報知
後半13分、勝ちこしとなるロングシュートを決めた塩谷司(左から5人目=GK・ネステロフ)

 ◆アジア杯▽1次リーグ第3戦 日本2―1ウズベキスタン(17日、ハリファビーン・ザイードスタジアム)

 日本代表はFW武藤嘉紀、MF塩谷司のゴールでウズベキスタンを2―1で下し、グループ首位での1次リーグ突破を決めた。決勝トーナメント1回戦ではサウジアラビアと対戦する。

 今大会初先発した塩谷が豪快なミドルシュートで決勝点を挙げた。1―1で迎えた後半13分、約25メートルの位置から利き足とは逆の左足を一閃。ゴールネットを突き破らんばかりの強烈なミドルシュートを突き刺した。「頭が真っ白になりました。チャンスがあればゴール前でミドルを打ちたいと思っていた。自分の良さを1つ出せた」と安堵の表情を浮かべた。

 第2戦・オマーン戦から先発10人を入れ替えた中でつかんだ初出場のチャンス。「(意気込みは)相当強かった。ふがいないプレーをすると今後過密日程になる中で選手を代えることが難しくなる。自分たちがやれることを示さないといけない試合だった」と強い覚悟を持って試合に臨んだ。会場は普段練習や試合を行う所属クラブ・アルアインの本拠地。家族や知人が見守る前で決勝点を挙げ、「忘れられない一日になりました」と笑顔で語った。

 相棒・MF青山敏弘とのコンビで中盤をコントロールし、鋭いボールへの寄せや効果的な縦パスでも存在感。今後に弾みのつく3連勝達成に貢献した。一発勝負の決勝トーナメントへ「課題もたくさん出ましたし、代表で試合に出続けようと思ったらもっともっと自分を高めていかないといけない」と気を引き締めた。

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