イランが“情報戦”で先制攻撃?原則スタメン選手出席の前日会見に今大会出場2分のMF投入

スポーツ報知
公式会見に臨むショジャエイ

◆アジア杯▽準決勝 日本―イラン(28日、UAE・アルアイン)

 準決勝で日本と対戦するイランは27日、会場のハッザ・ビーン・ザイードスタジアムで公式会見を行い、ケイロス監督とMFショジャエイが出席した。

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 イランが“情報戦”を仕掛けてきた。会見に参加したMFショジャエイは、ここまで5試合中1試合に途中出場しただけ。しかも出場時間はわずか2分だ。直近の準々決勝・中国戦でも出番のなかった選手である。

 アジア杯を主催するAFCは各国に対し、試合前日に行われる公式会見の出席選手1人は「原則、試合に先発出場する選手」と通達している。一般的にはスタメンを相手国に読まれることを防ぐため、チーム側は先発が確実視される選手を会見に送り出すことが大半だ。

 ここまで先発0試合の選手をスタメン起用する場合、わざわざ会見に出席させて出場を示唆するようなことはしないはずだが…。シュジャエイは「日本という偉大なチームと戦えることをうれしく思う。とてもワクワクしている」と話した。

 会見出席選手の先発は義務ではなく、あくまでAFCからの要望。チームへの罰則はないが、各国は「原則・先発選手出席」の通達を基本的に順守している。日本は第1戦から順にDF吉田麻也、DF長友佑都、MF青山敏弘、DF酒井宏樹、MF柴崎岳が出席。いずれも翌日の試合で先発出場している。イラン戦の会見にはMF遠藤航が出席した。

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