香川、9か月ぶり代表に帰ってきた 堂安らとの共存を意識し「非常に刺激的だった」

スポーツ報知
後半終了直後、攻め込む香川真司

◆国際親善試合 日本0―1コロンビア(22日・日産スタジアム)

 背番号10の出場を告げるアナウンスの瞬間、この日一番の大歓声が起きた。後半20分、MF香川は慣れ親しんだトップ下へ。「お互い生きるように」と2列目で並んだ中島や堂安との共存を意識し、しきりに首を振って位置を確認した。「この中では一番、経験値が高い」と最終ラインにも身ぶり手ぶりで指示を出した。

 昨夏のロシアW杯以来の代表戦。今季はドルトムントで出場機会がなく、1月にトルコ・ベシクタシュへ期限付き移籍した。チャンスをつかみ6試合3得点。約9か月ぶりに日の丸を背負い「自分にとって誇り」というエースナンバーを“取り戻した”。

 昨年6月19日のコロンビア戦以来となる得点は奪えなかった。試合後の場内一周では「どう崩していくか」と乾や堂安と議論を交わした。「非常に刺激的だった。またこのチームで結果を残さないといけない。全ては始まったばかり」。次こそ10番にふさわしいプレーで結果を残す。(田中 雄己)

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