森保監督「0(点)で終わる試合ではなかった。前半に奪えれば良かった」

スポーツ報知
後半、大きく指示を出す森保一監督(カメラ・竜田 卓)

◆国際親善試合 日本0―1コロンビア(22日・日産スタジアム)

 「0(点)で終わる試合ではなかった。前半に奪えれば良かった」。前半は前線から圧力をかけ、相手のミスから素早い攻撃でシュートを浴びせた。前半7分にMF堂安、同10分にはMF南野、そして同37分にはFW鈴木が頭で合わせたが、ネットを揺らすことはできなかった。

 1月のアジア杯で優勝を逃し、選手層の拡大、チーム力向上を目指して13人を入れ替えた。エースFW大迫、主将DF吉田、柱のDF長友らが不在。新しいDF昌子、冨安のコンビは高いDFラインからショートカウンターを支え、MF中島は個人でチャンスを作った。南野はその恩恵を受けた。ただ、躍動感は中だるみし、シュートも最後で精度を欠いた。

 後半19分にDF冨安のハンドを取られ、PKから決勝点を献上。「世界トップの強豪国に無失点で戦えればいいが、なかなか難しい」とし、攻撃面でミドルシュート、サイド攻撃の精度向上とともに、1試合を通じたプレー強度の継続を課題に挙げた指揮官。前半の光か。後半の不足か。3年後の22年カタールW杯を見据えた場合、光が見られた試合となった。(内田 知宏)

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