【U22】久保建英2発「3連勝で本大会へ弾みをつけたい」

スポーツ報知
久保健英

◆U―23アジア選手権予選 ▽I組 日本6―0東ティモール(24日・ミャンマー)

 第2戦が行われ、I組のU―22日本代表は東ティモールに6―0と大勝し、2連勝を飾った。今大会初先発となったMF久保建英(17)=F東京=が2得点を含む3得点に絡む活躍を見せた。26日のミャンマー戦に勝利すれば、来年1月にタイで行われる本大会への出場が決まる。

 久保の技術が凝縮されたゴールだった。4点リードの後半29分、左サイドのMF杉岡からの高いクロスを柔らかいタッチで完璧にトラップ。DFをかわすと、強烈な左足ボレーでゴールへ突き刺した。「杉岡選手と一瞬目が合って、素晴らしいボールが来たので、落ち着いてコントロールして決めるだけでした」。誰もが認める“ゴラッソ(スペイン語で素晴らしい得点)”を決めてみせた。

 第1戦はベンチスタートだったが、この日は1トップ後方の右シャドーで今大会初先発。前半24分に柔らかいクロスをゴール前に送ると、MF板倉が中へ折り返したところをFW田川が頭で押し込んで先制。さらに後半9分にはゴール正面やや左、約25メートルの位置から「ニアに速いボールを狙っていた」と直接FKを沈めた。相手がFIFAランク196位(日本は27位)の格下とはいえ、後半38分に交代するまで攻撃陣をけん引。6発大勝に導いた。

 26日のミャンマー戦に勝利すれば、本大会への出場権を得る。「残り1試合しっかり勝って、3連勝で本大会へ弾みをつけたい」。飛び級選出の17歳の存在感が、日増しに大きくなっている。

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