【札幌】菅野、守護神獲る「試合に出ないと来た意味がない」

2018年2月7日7時40分  スポーツ報知
  • セービング練習するGK菅野

 【ホノルル(米ハワイ州)5日(日本時間6日)=砂田秀人】J1北海道コンサドーレ札幌GK菅野孝憲(33)が、“第二の故郷”から定位置取りを狙う。ハワイで2次キャンプ中の札幌は5日、午前と午後の2回練習で調整した。今季J2京都から期限付き移籍で加入した菅野は、妻が日系5世で米国籍を持ち、3年前にキャンプ地のオアフ島に自宅を購入している。今オフ期間も自主トレを行ったなじみ深い地で、正守護神の座を奪うべく、アピールしていく。

 気持ちの高ぶりを隠さなかった。新天地で迎える2次キャンプ地は、自宅も構える慣れ親しんだハワイ。「3年前に家も買って、家族もこっちにいるので」と話す妻と子が暮らす地から、目指すものは1つしかない。「試合に出ないと札幌に来た意味がない。そこに向けてしっかりやっていきたい」。キャンプ3日目を終え、表情を引き締め、定位置取りを狙いに定めた。

 J2京都から期限付き移籍で札幌に加入した。正式オファーから4日後の早期に「受諾」の返答をした理由は「憧れていた監督とできるのは、自分にとってラストチャンス。いいGKもいるし、競争もできると思った」。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(60)の教えを乞いたい思いに加え、韓国代表にも選出されるクら強力なライバルの存在も気持ちを奮い立たせた。「これまでと違う緊張感を味わいたかった」。より高いレベルで勝負するため、J2正守護神より、J1でのイチからの戦いを選んだ。

 GKを含めた後ろからのつなぎを推し進めるペトロヴィッチ監督の教えは、菅野に最適といえる。身長179センチとGKとしては小柄だが、卓越した身体能力と足元の高い技術で日本代表にも選出された。「監督はつなぎの部分を重要視し、求められてもいるが、後ろから組み立てることはすごく楽しい」と目指すスタイルを好意的に受け止めている。

 定位置争いは激しいが、菅野は「良さを出していって、それで使われなかったから仕方ない」と焦りはない。最善を尽くした先の好結果を思い描き、日々を過ごしていく。

 ◆菅野 孝憲(すげの・たかのり)1984年5月3日、埼玉・富士見市生まれ。33歳。東京Vユースから03年にJ2横浜FCに加入。08年からJ1柏、16年からJ2京都に所属し、今季期限付き移籍で札幌に加入した。J通算494試合出場。07年Jリーグ新人王受賞。09年には日本代表に選出されている。179センチ、75キロ。右利き。背番号1。

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