【秋田】連覇へ白星スタート 今季J2ライセンス申請へ下地整った

スポーツ報知
相手と競り合う秋田・田中(左)

◆明治安田生命J3リーグ第1節 秋田1―0C大阪U―23(10日・ヤンマースタジアム長居)

 J3連覇とJ2昇格を目指すブラウブリッツ秋田が、アウェーでC大阪U―23を1―0で下し、白星スタートを切った。

 前半33分、相手のクリアミスを突き、昨季15得点を挙げたFW田中智大(27)が右足で巧みに流し込み、決勝点を挙げた。J3に参入した14年から5度目の挑戦で初の開幕戦白星。殊勲の田中は「しっかり勝ち点3を取れたことが大きい」と喜んだ。

 昨季の優勝で、道が開けた。秋田県や秋田市が中心となり、J2昇格に必要なスタジアム新設の方針を決定。現在のホーム、八橋(やばせ)運動公園陸上競技場の改修も、2019年にJ2開催が可能になるよう、約9億9000万円かけて行う予定だ。J2ライセンスを申請できる下地が整って挑む今季。DF山田尚幸主将(30)は「昨季は全員で優勝を目指していた。今季は優勝の先に次のステージがある。今まで以上のパワーになっている」と語った。

 J2昇格には、2位以内が条件だが、目指すはあくまで連覇だ。開幕戦に備え、7日から大阪市内に入り、調整を進めてきた。杉山弘一監督(46)は「全員で戦い、勝ち切れたことが良かった。でも、まだ32試合のうちの1つ。勝利を積み重ねていきたい」と決意。悲願達成まで貪欲に勝利を追い求めていく。(遠藤 洋之)

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