【G大阪】今野インタビュー「今年は踏ん張りどころ。まだまだガンバはやれる」

スポーツ報知
G大阪・今野

 右足首痛で出遅れていたG大阪のMF今野泰幸(35)が、18日の柏戦(パナスタ)で今季初出場初先発することが17日、確実になった。大阪府吹田市内で行われた非公開練習後、「やるしかない。とにかくいけるところまでいく」と語った。スポーツ報知ではG大阪浮沈の鍵を握るキーマンに、1月の沖縄キャンプ中にインタビューを実施していた。離脱が長引き、お伝えできていなかった今年にかける思いとは。(取材・構成 金川 誉)

 ―今シーズン、クルピ新監督を迎えて挑むシーズンになる。

 「今年は本当に踏ん張りどころ。他のチームに差をつけられるか、まだまだガンバはやれるんだって証明できるかというシーズンになる。そういうポイントなる1年だと思っています」

 ―昨季はリーグ戦で10位。公式戦でも9月3日の神戸戦での勝利を最後に、13試合勝てないままシーズンを終えた。(今季、さらに開幕から公式戦4連敗。3月14日のルヴァン杯・浦和戦で勝利し、18戦ぶりの白星)

 「選手は一生懸命やっていましたよ。でも何かがかみ合わなかった。あれを立て直すのは難しかった。はまってましたね。みんな一生懸命、トレーニングしていた。でも練習で紅白戦をやっても、スタメン組はいい状態じゃなかった。今までとやっていることは、大きくは変わっていないはずなのに。あの状態で残留争いに巻き込まれたら、やばかった」

 ―あえてチームが崩れた理由を挙げるとすれば?

 「う~ん…難しいな。でも、点取る形をつくれなかったですね。シュートもできなかったし。あとDFファビオの負傷離脱は痛かった。サッカーは何かを掛け違えたら、うまくいかないもんですね」

 ―そこからさらに日本代表MF井手口(スペイン2部・レオネサに移籍)が抜けた。その穴は?

 「サッカー選手やってれば、移籍はありえる。宇佐美も抜けているし。みんなで埋めるしかない。そこはぐちぐちいっても仕方ない」

 ―今季はMF矢島などの新戦力が加わったが、川崎など大型補強をしたクラブと比較すれば地味と言える。

 「補強の点でも確実に(他チームに)劣ってるし、危機感はある。去年、あれだけ勝てなかったんだから」(その後、3月7日に元U―20ブラジル代表MFマテウス・ジェズスの獲得を発表)

 ―クルピ監督を招へいし、チームは攻撃的に生まれ変わろうとしている。指揮官のイメージは?

 「セレッソの時は前の選手が自由にプレーして、躍動している感じはありましたね。見ていてすごいなと思っていました」

 ―攻撃なサッカーをやりたい気持ちは強い?

 「おれは監督の求めているサッカーを遂行するのが一番の仕事だから。そして勝つっていうのが。監督が攻撃的なサッカーを求めるなら、やる。自分がどういうサッカーをやりたいとかはない。ただ勝ちたい」 

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