【清水】金子3戦連発!チームJ1本拠650号のメモリアル弾に「やっぱり持ってるかな」
スポーツ報知
◆明治安田生命J1リーグ第4節 清水1―1仙台(18日・IAIスタジアム日本平)
ホームに仙台を迎えた清水は仙台と1―1のドロー。8年ぶりに開幕4戦負けなしとした。前半9分、MF金子翔太(22)がJ1ホーム通算650点目となる3試合連続弾を決めたが、後半25分に追いつかれた。リーグは日本代表の活動で中断し、30日から再開する。
一瞬の間を置いて、1万3965人の歓声のシャワーがピッチに降り注いだ。前半9分、フリーで受けた金子はゴール前30メートルから右足を一閃。無回転シュートが左上に突き刺さった。「自分でもビックリ」。自身初の3試合連続弾は昨年のJ1通算2万号に続き、チームのJ1ホーム通算650号に。“ミスターメモリアル”は「やっぱり持ってるかな」と笑った。
今季始動後、可動式マットを使う体幹トレ「フローイン」のキットを自腹で約2万5000円かけ購入。日本代表DF長友も取り入れているもので毎日約1時間、汗を流している。「柔軟性が出るし、体も温まる」。開幕から4試合、シュート3本で3得点2アシスト。“長友式トレ”で決定率100%を維持している。
チームとしては課題が残る一戦となった。後半はほぼ仙台にボールを持たれ、シュートは1本。25分には六反が一度前に出て止めるも、こぼれ球を拾われ失点した。ヤン・ヨンソン監督(57)は「技術的ミスが目立った」と渋い表情を浮かべた。
これで昨年からホーム9戦勝ちなし。次は2週間後、31日に再びアイスタで横浜M戦。金子は「ホームでの勝ち点3に飢えてる。絶対取る」と前を見た。(武藤 瑞基)