【清水】今季初黒星…本拠では昨季8月から10戦勝ちなし

スポーツ報知
今季初黒星を喫し、肩を落とす清水イレブン

◆明治安田生命J1リーグ第5節 清水0―1横浜M(31日・IAIスタジアム日本平)

 清水エスパルスは横浜Mに0―1で敗れ、5試合目で今季初黒星を喫した。前半11分にDFの背後を突かれ、クロスから決勝点を奪われた。攻撃もフィニッシュの精度を欠き、今季2度目の無得点。ホームでは昨年8月から10戦勝ちなしとなった。次は4日のルヴァン杯・札幌戦を挟み、7日に磐田との静岡ダービーを迎える。

 同点、逆転を信じる声援は、ホイッスルと共にため息に変わった。これでホームでの横浜M戦は07年から11戦勝ちなし。相性の悪さを覆せなかった。就任後初黒星のヤン・ヨンソン監督(57)は「内容は良かったが決定機で決められなかったのが敗因。はがゆい試合」と振り返った。

 前半11分にロングフィード一発で裏を取られ、先制点を献上。サイドから揺さぶりをかけて好機を作ったが、シュートの精度を欠きゴールを割れなかった。後半はオープンな展開となったが、MF金子が「マリノスは縦一辺倒な攻めに慣れてた」と話したように、元日本代表DF中沢を中心とした守備陣にはね返されるシーンが目立った。後半ロスタイムのクリスランの決定的なシュートも、GK飯倉の好セーブに阻まれた。

 開幕から5節目で初黒星。それでも主将のMF竹内は「こういう日もある。下を向く必要はないし、バラバラにならず積み上げていく」と強調。右足首の故障から復帰し、攻守に存在感を見せたMF石毛も「引きずってはいけない。チーム力が試されてる」と前を向いた。

 公式戦15連戦は始まったばかり。ルヴァン杯・札幌戦、その先のダービーへ、切り替えて臨むしかない。(武藤 瑞基)

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