【山形】5季ぶり4連勝!暫定6位で折り返し 大けがから復活の南が2戦連発

スポーツ報知
2戦連発となる先制点を決めた南(中央〈18〉)

◆明治安田生命J2リーグ第21節 山形―岐阜(30日・NDスタ)

 モンテディオ山形は岐阜を2―0で下し、2013年シーズン以来、5シーズンぶりの4連勝で今季前半戦を折り返した。前半25分、ゴール前に入り込んだMF南秀仁(25)が、右足で2試合連続となるゴールを決めて先制。同28分にはDF松本怜大(27)が、ヘディングで移籍後初得点を挙げた。守備陣も堅守で完封し、これでリーグ戦9試合連続負けなし。順位を暫定6位に上げて、J1昇格プレーオフ圏に入った。

 山形のファンタジスタが勝利の立役者になった。0―0の前半25分、MF小林成豪(24)のパスをゴール前で受けた南が右足を素早く振り抜くと、ゴール左へ流し込んだ。これで2戦連発を含む今季3ゴール目。背番号18は「成豪がうまくつなげてくれた。決まって良かった」としてやったりだ。

 大けがから復活を遂げた。昨季、山形へ移籍加入した南は3月に右足第五中足骨を骨折。全治3か月と診断されたが「(右足)指の骨の亀裂が真っ二つに裂けたので、予想以上に時間がかかった」という。リーグ戦2試合出場にとどまった。今年1月のキャンプから復帰。今季は、卓越した足もとの技術で今季先発11試合を含む17試合出場で3得点。直近6試合では3得点2アシストと攻撃をリードしている。「前線の連係の質を高めて、得点やアシストを増やしていきたい」

 南のゴールから3分後には、右CKからのこぼれ球をDF松本が頭で押し込み、山形移籍後初ゴール。「ラッキーゴールだけど、決め切れて良かった」と喜んだ。

 4連勝の山形は暫定6位に浮上し、J1昇格PO圏に入った。木山隆之監督(46)は「21試合を全力で戦い切った。後半戦も全力で戦っていく」と言葉に力を込めた。ここまでの9戦は負けなしと、最高の形で、J1復帰に向けて、後半戦に挑む。(海老田 悦秀)

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