【富山】安達監督、群馬・布監督との師弟対決を“弟子”の木村V弾で制した!
スポーツ報知
◆明治安田生命Jリーグ J3第16節 富山1―0群馬(1日・正田醤油スタジアム群馬)
カターレ富山はアウェーで群馬に勝利し、3試合ぶりの白星で16位から15位に浮上した。
安達亮監督(48)にとって、群馬・布啓一郎監督(57)は、千葉・市船橋高時代の恩師。主将を務めた3年時の1987年、布監督の下で全国高校総体初優勝を飾っていた。
190センチの長身DF楠元秀真(25)が、3バックの真ん中でJ2横浜Cから移籍後初出場初先発。J1長崎から移籍し、6月29日に登録が発表されたばかりのFW木村裕(24)は後半10分から初出場。同14分にはDF柳下大樹(22)も今季初出場を果たした。
初出場組がピッチで躍動し、木村が後半41分、MF佐々木陽次(25)のパスを受けて右足で決勝ゴール。安達監督が長崎のヘッドコーチを務めていた2015年から2年間指導を受けた木村は「安達監督の下で、もう一度やりたい」とJ3に活躍の場を求め、あいさつ代わりの富山1号を決めて見せた。
まな弟子の活躍で、2日の誕生日を前に勝利を贈られた安達監督は「木村はよく決めてくれた。長崎の時から見てきた形のゴールだった」と喜んだ。
布監督に対して「高校3年間だけではなく、その後も一指導者の先輩としてお世話になったし、尊敬している。今の自分があるのは布さんのおかげ」と話していた師弟対決も制し「勝つことが一番の恩返しと思い、それができて良かった。忘れられない一日になりましたね」と、しみじみと話した。