【仙台】DF永戸勝也「アシスト&ゴール結果求める」

スポーツ報知
リーグ戦再開に向け、インタビューに応じた永戸

 J1ベガルタ仙台のDF永戸勝也(23)が、5日までにスポーツ報知のインタビューに応じた。プロ2年目を迎えた今季、ここまでのリーグ戦15試合全てに出場中(先発は10試合)。2年連続開幕スタメンをつかみ、左のウィングバック(WB)の主力を担う。リーグ戦再開に向け、得点に絡むプレーの幅を広げたいと練習に励む背番号2がその思いを口にした。(取材・構成 小林 泰斗)

 プロ1年目の昨季は開幕からスタメンを勝ち取るも、7月のG大阪戦で右くるぶしの脱臼骨折など重傷を負い、後半戦を棒に振った。今季再び競争を勝ち抜き、開幕戦のピッチで2年連続の先発メンバーに名を連ねた。ここまでリーグ戦15試合に出場(10試合に先発)も0得点、1アシスト。元日本代表・MF関口訓充(32)に直近のリーグ戦3試合は先発の座を渡した。

 「今の時点では結果を出し切れていないことをすごく感じていますし、先発で出られていない。チームとしても(プレーの)精度を高める練習をしていますけど、自分としても、もっと精度を高めないといけないと思います。訓さん(関口)とは特徴が違うので、監督としては2つのパターンとして見られるんじゃないかなと思います。(ポジション争いよりも)自分のプレーに集中することにしています。試合で結果出すところ、アピールするところ、そっちに目が向いています」

 昨季は大型ブラジル人FWクリスラン(26)と、永戸の左足からの正確なクロスが好相性を見せていたが、今季は清水へ移籍。プロ2年目、メンバーの変化に伴い永戸も試行錯誤を続けている。

 「去年はクロスを入れるターゲット(クリスラン)がいた。今年はターゲットがそこまでいないので、そういう変化はある。新しく自分の中でチャレンジしているプレーもある」

 3―4―3と3―5―2の布陣を駆使して戦う今季の仙台。中央を使ったコンビネーションの成熟度も上がっているが、攻撃の起点として両サイドの重要性は変わらない。

 「(チームとして)中央でのコンビネーションが増えている。(サイドの自分も)中で一緒に絡んでいくところや、カウンターのところでスプリントを出してゴールに迫っていくところ、今年何度か(点を決める)機会はあったので、ゴールを決める部分も求めて、取り組んでいます」

 仙台は現在7位。目標のトップ5入りへ向けてリーグ戦再開の7月18日のホーム・横浜M戦の日も近づいてきた。

 「C大阪戦(4月25日、1●2)など、悪くない展開から負け試合になってしまったのもあるので、もう少し上を目指せたなっていうのはありますけど、まだ後半戦19試合ある、一つずつちゃんと整えてやれれば、まだまだ上に行けると思います。(個人としては)WBは本当に攻撃に絡む回数が多いので、そこでアシストやゴールの結果も求めていきたい」

 ◆永戸 勝也(ながと・かつや)1995年1月15日、千葉・船橋市生まれ。23歳。5歳からサッカーを始め、小学校まで佐倉市の中志津SCでプレー。P・B・J千葉ジュニアユースを経て、八千代高に入学。3年時に全国選手権出場。法大から仙台に入団。プロ2年目。173センチ、73キロ。血液型AB。J1通算32試合出場。趣味はカフェ巡り。映画観賞。家族は両親と兄。

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