【札幌】川崎に1―2も愛媛から加入の白井がJ1デビューで好機演出

スポーツ報知
左サイドでボールキープするMF白井

◆明治安田生命J1リーグ第16節 札幌1―2川崎(18日・札幌厚別公園競技場)

 難敵からの初勝利はならずも、光明のある敗戦となった。北海道コンサドーレ札幌はホームで川崎に1―2で敗れ、W杯中断明け初戦を白星で飾れなかった。0―2の後半ロスタイムにFW都倉賢(32)のゴールで1点差とするも、勝ち点は奪えず。川崎との対戦成績は4分け15敗と、またも牙城は崩せなかった。

 初めてキャプテンマークを巻いてピッチに立ったDF福森晃斗(25)は「チャンスはいくつか作れたが決定力の差が出た」と口にした。シュート数では10対14と大きく見劣りこそしなかったが、奪えなかった白星。それでもミハイロ・ペトロヴィッチ監督(60)が「ゴールに向かう戦いをした」と言ったように、昨季王者にも攻撃的姿勢を貫いた。自身のFKが得点につながった福森は「次につながる敗戦になる」と前を向いた。

 後半15分からは、今季J2愛媛から加入したMF白井康介(24)がピッチに立った。目標だったJ1デビューに「持ち味の走力とドリブルで最後までやり切って終わろうと」とサイドで積極性を発揮し、好機を演出した。「ここから自分の序列も変えて、チームに貢献していきたい」。示した存在感は確実に組織力の底上げとなる。(砂田 秀人)

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