【仙台】横浜Mにクラブワースト8失点で屈辱敗戦 渡辺晋監督「チームとしての狙いがずれた」

スポーツ報知
後半26分、セットプレーから7失点目。崩れ落ちる奥埜(左)、険しい表情のGK・関

◆明治安田生命J1リーグ第16節 仙台2―8横浜M(18日・ユアテックスタジアム仙台)

 ベガルタ仙台が横浜Mに2―8と大敗。ロシアW杯による中断から約2か月ぶりのリーグ戦再開の初戦で、仙台がホームでクラブワースト失点の屈辱を味わった。

 早過ぎる失点がチームの歯車を狂わせた。前半2分、相手のカウンターから中央のこぼれ球を相手MF天野純(26)に押し込まれ先制点を献上。同12分にも同じように右サイドを崩されFW伊藤翔(29)に決められた。3人主将の1人でMF奥埜博亮(28)は「2点をとられ、前からいくのか、ブロックを組むか、意思統一できなかった。前と後ろの選手たちをもっとまとめて同じ方向を向かせないといけない」と肩を落とした。

 バランスを崩し、前半だけで4失点。後半14分には伊藤にハットトリックをきめられるなど、計8失点。横浜Mの攻撃を先導した伊藤は「1、2点目で勝ったなという感じです。(立ち上がりは)相手のプレッシャーもきつくなかった」と振り返った。

 後半27分にFWジャーメイン良(23)がリーグ戦初ゴールを挙げるなど2点を返したが、昨年4月の浦和戦(0●7)を塗り替えるワースト記録。渡辺晋監督(44)は「みっともない試合を見せてしまった。チームとしての狙いがずれた」と険しい表情を浮かべた。(小林 泰斗)

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