【G大阪】完敗でクルピ監督解任も 後任候補に宮本氏&手倉森氏

スポーツ報知

◆明治安田生命J1リーグ第16節 広島4―0G大阪(18日・エディオンスタジアム広島)

 ロシアW杯による中断から、約2か月ぶりに再開し、西日本豪雨で県内に被害を受けた首位・広島は、FWパトリック(30)の2得点などでG大阪に4―0と完勝し、勝ち点を40に伸ばした。大敗したG大阪は、今季就任したレヴィー・クルピ監督(65)の解任に向けた検討に入ることが分かった。後任候補として、宮本恒靖氏(41)と手倉森誠氏(50)をリストアップしている。

 16位に沈むG大阪は後半戦初戦で大敗した。前半8分にDFファビオが退場し、なすすべがなかった。指揮官は「退場という判定が、試合の流れに大きく影響した」と嘆いたが、2か月のW杯中断期間で立て直しを図ってきたはずの要素は、何一つ出せなかった。

 そんな試合内容に、山内社長は「信じるしかない。まずは」とクルピ支持を示した一方で「(監督を)代えることがチームを強くするなら、考えないといけない」と語った。前半戦中は監督交代をかたくなに否定してきたが、風向きは変わった。

 J1残留に向けて立て直しが急務のなか、今夏は元日本代表FW柿谷(C大阪)、かつてエースとしてチームを引っ張った日本代表FW宇佐美(独デュッセルドルフ)の獲得を目指したが、共に失敗。クルピ監督も補強が進まないことを嘆くなど、チーム状況に上向く気配はない。すでにクラブ内では有事に備え、後任候補に現在G大阪U―23の監督を務める元日本代表DF宮本氏=写真右=と、ロシアW杯で日本代表コーチを務めた手倉森氏=同左=をリストアップ。22日の清水戦(パナスタ)に敗れれば、監督交代に発展する可能性が高まりそうだ。

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