【甲府】長身ブラジル人ＦＷ獲得へ…ゴンサウベス加入でＪ１昇格つかむ

　Ｊ２ヴァンフォーレ甲府が、新助っ人としてブラジル人ＦＷディエゴ・ゴンサウベス（２３）＝ブラジル、インテルナシオナル＝を獲得することが１９日、関係者の話で分かった。今季終了までの期限付き移籍で、近日中に正式発表の見込みだ。

　ゴンサウベスは１８０センチを超える長身だが、スピードに優れ、自らも得点でき、鋭いパスも出せる。クラブＷ杯の優勝経験もあるブラジルの名門・インテルナシオナルに所属し、２０１８年シーズンは同国のパラナへ期限付き移籍。パラナ州選手権で９試合に出場、４ゴールを挙げている。関係者によると、上野展裕監督（５２）が目指すサッカーに必要な走力もある。現在の主要布陣の３―４―３では、主にシャドー（下がりめのＦＷ）として起用されるとみられるが、３トップの中央もこなせる期待があるという。

　現在、ＦＷジュニオールバホス（２５）とＭＦ小塚和季（２３）が負傷離脱。さらにＦＷリンス（３０）がＪ１・Ｆ東京へ移籍と、リーグ戦での得点数チーム上位３人を一気に欠く、厳しい台所事情にある。現在１２位とＪ１昇格圏内（６位）とは勝ち点差が「８」あるが、新戦力を得て上位進出を狙う。