【磐田】大久保、22日にもデビュー!札幌戦スーパーサブでベンチ入り

スポーツ報知
居残りでシュート練習をした大久保

 6月にJ1川崎から加入したジュビロ磐田FW大久保嘉人(36)が22日の札幌戦(札幌厚別、午後7時)で“磐田デビュー”する可能性が高まった。20日の磐田市内での練習後に名波浩監督(45)が大久保のベンチ入りを示唆。J1最多の通算181得点を誇る男が、スーパーサブとして出番を待つ。

 ひたすら右足の感触を確かめた。FW大久保が居残り練習で、ボールを蹴り続けた。報道陣から磐田デビュー戦に関し、問われると「特にないです。ゴールを取るのは当たり前。そのために来た」と、静かに闘志を燃やした。

 名波浩監督(45)は「嘉人は合流時が1だとしたら今は3か4。なにより実戦派。ゴールに向かう回数が増えている」と、徐々に、良くなっていることを認める。前々から選手登録可能になる札幌戦でのベンチ入りを示唆。デビュー戦はスーパーサブとしてベンチで待機させる。

 試合を前にFW川又堅碁(28)と同じように髪へ刈り込みを入れた。「堅碁と同じ模様にはしてませんよ」と笑うが、頭部右側に線を2本、左側に1本を入れた。昨年6月、MFアダイウトン(27)が始め、川又も続いた。その後、両者が得点ラッシュした縁起の良い髪形。J1歴代最多得点を誇る男は、ヘアスタイルから仲間に歩み寄った。

 加入して24日。大久保は「試合しないと分からない部分もあるが、周りの特徴がわかってきた」と、ある程度の手応えをつかんでいる。リーグ再開した前節の鹿島戦(18日)は3―3のドロー。チームは5月5日の13節・柏戦(2〇1)以来3戦勝ちなし。アウェー札幌戦は、90分では01年以来勝ちがない鬼門だ。「1つでも順位を上げたい。トップ5(5位以内)に向けてやっていく」。現在7位の磐田を大久保が、夏に大きく飛躍させる。(山田 豊)

 ◇大久保の新天地でのリーグ戦初陣◇

 C大阪 新人の01年3月17日、2節浦和戦で後半4分途中出場し、プロデビュー。無得点。

 マジョルカ(スペイン) 05年1月9日、18節ラコルーニャ戦をフル出場し、1得点1アシスト。

 C大阪 06年7月19日、13節大分戦で復帰。後半8分から途中出場も無得点

 神戸 07年3月11日、2節川崎戦で先発。後半36分まで出場も無得点。

 ヴォルフスブルク(ドイツ) 09年1月31日、18節1FCケルン戦で後半21分から出場。1アシスト。

 神戸 09年6月21日、14節広島戦で復帰、先発。後半26分まで出場し、1得点。

 川崎 13年3月3日、開幕柏戦でフル出場も無得点。

 F東京 17年2月25日、開幕鹿島戦でフル出場も無得点。

 川崎 18年2月25日、開幕磐田戦で後半33分に途中出場も無得点。

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