【浦和】遠藤、ベルギー1部シントトロイデン完全移籍…植田に続いた

スポーツ報知
ロシアW杯のメンバー23人に入るも出場機会のなかった遠藤(左)(右は昌子)

 浦和は21日、日本代表DF遠藤航(25)がベルギー1部シントトロイデンに完全移籍すると発表した。22日のC大阪戦がラストマッチで来週にベルギー入りし、メディカルチェックなどを経て正式契約となる。ロシアW杯後、日本代表で欧州挑戦が決まったのは、鹿島からベルギー1部セルクル・ブルージュに完全移籍したDF植田直通(23)に続く2人目。

 遠藤はボランチ、センターバックなど複数ポジションをこなし、16年に湘南から浦和に加入。同年のリオ五輪代表では主将を務めた。ロシアW杯ではメンバーに選ばれるも出場機会がなく、22年カタールW杯を見据え、欧州挑戦の第一歩として移籍を決断した。シントトロイデンには浦和の元同僚MF関根貴大(23)、DF冨安健洋(19)が所属している。

 遠藤はクラブを通じ「ファン・サポーターのみなさんには突然の報告になってしまい申し訳ありません。セレッソ大阪戦が最後の試合となりますが、勝ってベルギーに行けるように頑張ります」などとコメントした。

 ◆シントトロイデン 1924年、ベルギー・リンブルフ州に設立。本拠地はスタイエン・スタジアム(収容1万4600人)。2015―16年シーズンからは4シーズン連続1部に所属し昨季は10位。17年11月に日本のネット関連大手「DMMグループ」が同クラブの株式を買収し、経営権を取得。18年から前F東京GMの立石敬之氏がCEOに就任した。

 ◆遠藤 航(えんどう・わたる)1993年2月9日、横浜市生まれ。25歳。湘南ユースを経て2010年3月に2種登録。11年にトップ昇格し、16年1月に浦和に完全移籍。U―16から年代別日本代表に選出され、リオ五輪に出場したU―23日本代表では主将を務めた。日本代表は15年8月2日の北朝鮮戦でデビューした。国際Aマッチ12試合出場。J1通算126試合13得点。178センチ、75キロ。血液型O。家族は妻と2男1女。

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