【札幌】ジェイPK外した…ドローも連敗は止まる

スポーツ報知
スコアレスドローに終わり、肩を落とす札幌イレブン

◆明治安田生命J1リーグ第17節 札幌0―0磐田(22日・厚別)

 ゴールが遠かった。北海道コンサドーレ札幌は磐田と0―0で引き分け、前半戦を5位、リーグ4戦勝ちなしで終えた。序盤から攻勢を続け、再三好機は作るも、前半33分にFWジェイ(36)が蹴ったPKが止められるなど、ネットを揺らせなかった。ジェイは「PK以外にもチャンスがあった。それを決められなかったのは残念」と無得点に終わったことを悔いた。

 連敗は2で止め、勝ち点は上積みした。決して悲観する結果ではないが、今の札幌にはそれが満足するものではなかった。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(60)は言った。「我々はリーグの中で面白い存在になってはいるが、そこから勝ち点を重ねられるチームになるには、まだまだ成長していかなければならない」

 7勝6分け4敗の勝ち点27での折り返しにも、ペトロヴィッチ監督は「2ポイント足りなかった」と続けた。ダークホース的存在からV争いができる集団へと転じるための課題の1つを、MF三好康児(21)は「前の3人の関係性をもっとゴールに近いところで出せれば」と挙げた。脅かすだけではなく、確実に仕留める。勝ち点2を失った格好の引き分けは、残り17戦でより強くなるための、きっかけとしていく。(砂田 秀人)

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