【仙台】矢島、2戦連続先発へ「まずは守備からゴールに絡む」

スポーツ報知
全体練習後の自主練習で、ボールを追いかける笑顔の矢島

 J1ベガルタ仙台のリオ五輪代表MF矢島慎也(24)が28日のホーム・C大阪戦(午後7時、ユアスタ)で2戦連続のスタメン出場を有力とした。チームは26日、紫山サッカー場で調整。矢島は全体練習後も居残り、FW陣と攻撃の連係を確認し、「(自分のプレーが)よくなかったら他の選手がいる、練習から結果を見せていかないといけない。必死にやっています」。その表情は充実感に満ちていた。

 6月25日にG大阪から期限付き移籍加入。22日の鳥栖戦(1〇0)で、仙台の一員としてスタメンデビューを果たした。G大阪ではリーグ戦2試合の出場にとどまっていたこともあり、いきなりフル出場とはいかなかったが、「守備でしっかり粘れたのは良かった。後半バテてしまったが、試合を重ねていく中で良くなると思う」と手応えはつかんだ。

 チーム戦術の要だったMF野津田岳人(24)は中断期間中の熊本キャンプで負傷。矢島にはその穴を埋める活躍が期待される。広い視野と高精度のパス、強力なシュートをこの日の練習でも披露し、「まずは守備をしっかりすることを前提に、ゴールに絡んでいくプレーを増やしたい」と気合を入れた。前回のホーム戦(18日)では、横浜Mにクラブワースト失点となる2―8で惨敗。新戦力がユアスタに歓喜を届ける救世主になる。(小林 泰斗)

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