【甲府】小出&今津、10戦連続失点中“失点癖”止める

スポーツ報知
ドリブルする小出(右)

 J2ヴァンフォーレ甲府が“失点癖”から脱却し、上位浮上へのきっかけをつかむ。27日は韮崎市内で敵地・松本戦(29日・松本)に向け調整。リーグ戦で10試合連続失点中と守備面の改善が急務となっている中、最終ラインを担うDF小出悠太と今津佑太(ともに23)の若手守備陣が無失点へ向け奮闘を誓った。

 フルコートでの紅白戦は、気合と緊張感に満ちていた。25日の敵地・千葉戦で1―2の逆転負けを喫した中で迎える松本戦。小出は「失点が多いのは、反省すべきところはある」と語った。最近の5試合に限れば、いずれも相手に複数のゴールを許す厳しい状況にある。

 もちろん失点は守備陣だけの責任ではない。しかし最終ラインを担うだけに、ゴールを守るのは使命でもある。今津も「自分たちが、いい感じがしない中で失点しているのは気になる。もちろんサボっているわけではないが、自分に厳しさを持っていかないと」と責任を感じている。

 ただ、下を向いてばかりはいられない。首位の松本にいい形で勝利すれば、勢いを取り戻せるはずだ。今津が「ここでやらなければだめだと思う」と語れば、小出も「連敗は許されない。死に物狂いで勝利をつかみにいくぐらいの気持ちでいる」と闘志をみなぎらせた。(三須 慶太)

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