【仙台】西村2戦連発も痛恨ロスタイム失点ドロー

スポーツ報知
前半30分、同点ゴールを決め雄たけびをあげる西村(右端)

◆明治安田生命J1リーグ第18節 仙台2―2C大阪(28日・ユアテックスタジアム仙台)

 ベガルタ仙台は、ホームでC大阪に2―2で引き分け。FW西村拓真(21)の今季8得点目となる2戦連発ゴールが飛び出したが、試合終了間際に失点し、ホームでリーグ戦6試合ぶり勝利はならなかった。

 あまりにも悔しい失点だ。2―1の勝利目前だった後半ロスタイム5分、相手DF丸橋祐介(27)に同点弾を決められた。同39分に一時は勝ち越しとなるゴールを決めたDF蜂須賀孝治(28)は「正直、勝ったと思ってしまった部分がチームにあったんだと思う。相手サポーターに嫌われるくらい時間をつかわないといけなかった。まだ(敗戦が)信じられない」と肩を落とした。

 前半11分、丸橋に先制点を許したものの、西村が同30分にゴールを決めて流れを渡さなかった。後半31分に新戦力のFWハーフナー・マイクを投入、攻勢を強めたが粘りきれなかった。西村は「チャンスは多く作れたが、もっと最後の精度を突き詰めないといけない」と悔しがった。

 前回のホーム戦(18日)は横浜Mにクラブワーストの8失点。何としても勝ちたかった。渡辺晋監督(44)は「あの痛い敗戦の後のホームゲーム。応援に駆けつけてくれたサポーターのためにも勝利を届けたかった」と険しい表情を浮かべた。次戦もホーム(8月1日)で名古屋を迎え撃つ。悔しさを乗り越え、今度こそユアスタに歓喜を届ける。(小林 泰斗)

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