【札幌】チャナティップ、“お得意さま”長崎戦へ「またゴールして上にいきたい」

スポーツ報知
ボールキープするチャナティップ(右)

 J1北海道コンサドーレ札幌のMFチャナティップ(24)が、再びチームを上昇気流へ導く。札幌は29日、アウェー・長崎戦(1日)に向け、宮の沢でゲーム形式の練習などを2時間余り、行った。

 主力組に入ったチャナティップは、3月18日のホーム・長崎戦で1―1の後半ロスタイムに決勝弾を決め、今季4戦目での初勝利へ導いた。「もちろん印象に強く残っている」と思い返したヘディング弾で勢いづいたチームは、同戦から11戦負けなしを記録した。W杯中断明けは1分け1敗と勝ちがなく、28日に暫定6位に落ちた。チャナティップは「勝たなきゃいけない状況。またゴールして上にいきたい」と再度長崎を討っての進撃へ、意を強くした。

 29日の札幌は最高気温31度の真夏日となった。母国タイの7月の平均気温は30度弱と大差はないが、チャナティップは「タイの練習は夕方なので大変じゃない。日本は蒸し暑い」と暑さには苦慮している。ナイターで行われる長崎戦だが気温30度超えが予想される。そんな夏場の厳しい戦いを乗り切るため、外食は避け、栄養バランスが考えられた選手寮での食事を心掛けている。「いい状態を保って、結果を出して来たい」。万全の態勢を築き敵地へ乗り込み、5試合ぶり勝利に貢献する。(砂田 秀人)

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