【仙台】西村、3戦連続弾だ

スポーツ報知
実戦練習で、シュートの体勢に入る西村

 J1ベガルタ仙台は31日、ホーム・名古屋戦(1日午後7時、ユアスタ)に向けて、仙台市・紫山サッカー場で最終調整を行った。今季チームトップの8得点を挙げるFW西村拓真(21)が3戦連続弾を決め、リーグ戦のホーム7戦ぶり勝利を狙う。

 ギラリと強烈な太陽光線がピッチに降り注いでいた。この日、仙台市の最高気温は31・3度。うだるような暑さの中でも西村の集中力は衰えない。「暑いと考えてしまうことがダメ。そこにストレスを抱えているようでは、この先きついので」。ストイックな21歳は、『心頭滅却すれば火もまた涼し』と言わんばかりに、クールな表情で練習を終えた。

 激しい競争の中で“進化”している。FW阿部拓馬(30)がケガから復帰した5月20日の鹿島戦(2〇1)からリーグ戦3試合で先発の座を譲り、今夏の補強で、194センチFWハーフナー・マイク(31)もライバルに加わった。西村は黙々と練習からアピールを続け、7月22日の鳥栖戦(1〇0)では途中出場から決勝ゴール。前節のC大阪戦で4戦ぶりに先発に返り咲き、2戦連発弾を決めた。

 初の2桁得点も射程内だが、「まだ確信が持てていない…。もっといける…。もっとやんなきゃ」と己を見つめ続ける西村。数字を積み上げ、夏の暑さに負けない歓喜の熱をユアスタに届けていく。(小林 泰斗)

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