【Ｇ大阪】ツネ様、１勝またまたお預け 逆転負けで１７位転落
スポーツ報知
◆明治安田生命Ｊ１リーグ第２０節 名古屋３―２Ｇ大阪（５日・豊田）
逆転を許した瞬間、Ｇ大阪・宮本恒靖監督（４１）の表情が焦りと落胆でゆがんだ。前半２点リードしながら、後半の３失点で逆転負け。就任３試合目で喫した初黒星でＪ２自動降格圏の１７位に転落し、１試合消化の少ない最下位・名古屋とは勝ち点差１に迫られた。「ひっくり返されたということはしっかり分析して、次の試合に向けてやっていきたい」と振り返ったが、就任後２戦２引き分けで好転の兆しを見せていたチームは、再び暗いムードに包まれた。
後半１６分にＤＦファビオがＰＫを与えて１点差とされ、空気が一変した。１９分にはＪ２山口から今夏獲得したＭＦ小野瀬を投入したが流れは変わらず、その後の交代策でも相手の勢いを止められなかった。
１日の磐田戦も後半ロスタイムに追いつかれて引き分けと、２試合続けて勝負どころでの失点で勝ち点を失った。「ゲーム体力のところで、少し足りない」と分析し、クルピ前監督の下、体力強化の練習が不足していた部分を嘆いた。だが時間は戻らない。さらにシビアな残留争いを強いられることになる。（金川 誉）
