【鹿島】「『鹿島にいた時にこうしていれば』では遅い」ジーコTD“格言”残し会場を後に

スポーツ報知
試合前にピッチに出てファンにあいさつした鹿島・ジーコTD

◆明治安田生命J1リーグ▽第20節 鹿島1―0清水(5日・カシマ)

 鹿島はDF西大伍の後半ロスタイム弾で清水を下し、暫定6位に浮上した。ジーコ・テクニカルディレクター(TD)の初の帯同試合で白星を挙げた。

 0―0の後半ロスタイム1分、MF永木亮太のFKをファーサイドで鹿島加入後初出場となった韓国代表DFチョン・スンヒョンが頭で折り返し、西が右足で合わせた。

 前半戦はけがもありコンディション不良に苦しんだMFレオシルバが獅子奮迅の活躍を見せ、GK権純泰(クォン・スンテ)が試合開始前のウォーミングアップで負傷するアクシデントに見舞われるも、GK曽ケ端準が安定感あるパフォーマンスを発揮。チョン・スンヒョンも1アシストに加えて昌子源不在の穴を感じさせない好守備が光った。ジーコTDは「人生というのは、思っている以上に1日1日が早く進むものです。若い選手たちは、活躍して結果を残し続ける必要があることを認識しないといけない。『鹿島にいた時にこうしていれば…』と思っても、もう遅い」と“格言”を残し、にこやかに会場を後にした。

 週2回のリーグ戦6連戦を1敗で乗り切り、暫定6位に浮上。次節は11日、敵地で名古屋と対戦する。

GK曽ケ端「センターバック2人がしっかり競ってはね返してくれた。我慢強くみんなで戦うことができた」

DFチョン・スンヒョン「DFとして無失点はうれしく思う。体力的なものを上げていけば、もっとパフォーマンスは上がる」

DF西大伍「改善すべき点はもちろんあるけど、そんなに悪くなかったと思う。スンヒョンはここ何年かで一番やりやすかったかもしれない」

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