【磐田】大久保、12年ぶりイニエスタとの対決に燃える

スポーツ報知
セットプレー練習をする大久保(左から2人目)

 J1ジュビロ磐田は11日に神戸と対戦(ノエスタ、午後7時)する。3戦連続先発が決定的なFW大久保嘉人(36)は元スペイン代表MFイニエスタ(34)とスペイン1部・マジョルカ時代の06年1月29日以来3度目の直接対決が実現する。また、12年まで6季在籍した古巣・神戸から佐藤寿人(名古屋)に続く史上2人目のJ1・J2通算200得点を狙う。

 ジュビロFW大久保は、12年ぶりのイニエスタとの対決を前に燃えていた。10日に磐田市内で行われた全体練習後、恒例の居残りシュート練習。加入後初得点でJ1・J2通算200得点となるが「まあ焦らないで」と、平静を装った。

 大久保はスペインの至宝と対戦経験のある数少ない日本人選手だ。04―05年マジョルカに移籍直後の05年2月19日にイニエスタ所属のバルセロナとの初対決では、2人とも途中出場。翌シーズンの05年9月11日は先発した大久保が後半29分に交代した3分後、イニエスタが出場し、“すれ違い”。06年1月29日はフル出場した大久保に対し、後半9分にイニエスタが登場。「イニエスタは(当時)まだ若かった。そのときとは違う」。世界的スターとなった男を警戒する。

 大久保にとって神戸は12年まで6季所属した古巣。磐田もノエスタでは04年に勝って以来8戦勝ちなし。鬼門対策として4―1―4―1で挑む。前節の仙台戦(8・5、3〇2)は3バックから4バックに変更後に逆転勝ちしただけに名波浩監督(45)は「4枚でいく。(勝った)温度を大事にする」と、明言した。先発から4バックは2節の名古屋戦(3・3、0●1)以来約5か月ぶり。元ドイツ代表MFポドルスキ(33)も復帰予定のスター軍団を封じ込め、約3か月ぶりの連勝する。(山田 豊)

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