【横浜M】4試合ぶり勝利 指揮官「難しい試合だった」

スポーツ報知
横浜Mのウーゴ(写真は今年3月の試合)

◆明治安田生命J1リーグ第21節 湘南0―1横浜(11日・ShonanBMWスタジアム平塚)

 横浜Mは敵地で湘南に1―0で完封勝ちした。FWウーゴの1点を守り抜き、4試合ぶり勝利を飾った。

 負ければ10年ぶりの4連敗で、降格圏内に転落する可能性すらあった一戦。リーグ優勝3度の名門が意地をみせた。

 猛暑をものともせず豊富な運動量を誇る湘南相手に押し込まれる時間帯が続き、シュート数は13対10で下回った。それでも後半3分、カウンターからウーゴが頭で押し込み先制。1点リード後は、GK飯倉を中心とした堅守で逃げ切り。94年3月以来24年間無敗のアウェー・湘南戦で好相性を発揮し、4試合ぶりに勝ち点を積み上げた。

 1試合消化数が少ないながら13位に浮上。だが、自動降格圏内に沈む名古屋とG大阪も勝利し、17位のG大阪との勝ち点3差は変わらない。さらに、G大阪はファビオとアデミウソン、名古屋は金井(2得点)、前田と、皮肉にも“元”横浜Mの選手がそろってゴールを奪った。

 試合後、アンジェ・ポステコグルー監督は「難しい試合だった。後半に距離感が良くなったことで勝利に結びついた」とうなずいたが、標ぼうする攻撃的スタイルは、まだまだ道半ば。残り14試合。Jリーグ開幕の93年から参戦する「オリジナル10」で降格未経験は、鹿島と横浜Mのみだが、今季の横浜Mは安全圏とは言い難い。次戦は、最下位ながら3連勝中の名古屋との大一番(15日・日産ス)。熱く、暑い夏のバトルは、まだまだ続く。

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