【札幌】都倉、ロスタイム同点弾「最後は気持ち」 

2018年8月16日5時55分  スポーツ報知
  • 後半ロスタイム、同点弾を決めたFW都倉賢は、絶叫しながら駆け出した

 ◆明治安田生命J1リーグ第22節 G大阪1―1札幌(15日・パナソニックスタジアム吹田)

 土壇場で、札幌が上位に踏みとどまった。0―1の後半ロスタイム、DF進藤の右クロスを都倉が頭で合わせたボールが、ゴールに吸い込まれた。敗戦濃厚から一転、勝ち点1をつかむ一発に、都倉は「最後は気持ち」と表情を緩ませた。

 ロスタイムでの得点は今季4点目。8得点中半分を重圧のかかる局面で決める根拠を、都倉は2つ挙げた。「押し込める展開が多ければ相手は止まる。今季はゴールに向かう数と強さで相手に勝っている」。G大阪戦もラスト5分は攻め込み続け、得点をねじ込んだ。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(60)が進める攻撃的スタイルが、ボディーブローとなり、生まれた1点。都倉は「ロスタイム弾は決して偶然じゃない」と口にした。

 強い責任感が、もう一つの理由になる。都倉は「攻撃の形は教えられても、ゴールやセンタリングは教えられるものじゃない。そこは最低限のスキル」と言った。戦術で上回っても、決めなければ勝ち点は得られない。「プレー一つで、未来だって変わるんだから」と続けて強調した。

 昨年8月に生まれた娘は、間もなく1歳になる。「子供だけは路頭に迷わせる訳にはいかない。僕が稼がないと」。紅白戦から結果にこだわり、時に怒りも示すのは、選手として、父としての自覚の表れ。だからこそ「最後までゴールに向かう姿勢が得点になった」と諦める事はない。5試合ぶり先発も、常に準備を怠らなかった結果が、6位に踏みとどまらせる勝ち点1につながった。(砂田 秀人)

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