ロシアW杯で戸田氏が感じた日本代表の進むべき道とは…

スポーツ報知
江戸川学園おおたかの森専門学校で特別講義を行った元日本代表MF戸田和幸氏

 元日本代表MF戸田和幸氏(40)が18日、江戸川学園おおたかの森専門学校のイベントに出席した。

 同校は2019年4月、トレーニング理論やコンディショニング理論、応急処置の技術などが学べるスポーツトレーナー学科を開校する。この日はオープンキャンパスが行われ、特設トークショーのゲストとして戸田氏が来校した。13年に現役を引退後、今季から慶大ソッカー部で指導にあたるなど、様々な方面からサッカーに関わっている。選手時代、けがに苦しんだ時期を振り返り、「スポーツトレーナーは選手がピッチに立つまで、一番近くに寄り添ってサポートする立場。監督やドクターの間に入るクッション役のような存在」と話した。また、イベントに参加した入学を検討する高校生、同校学生らに「例えば、自分が選手になれなくても、トレーナーとしてJ1クラブやトップレベルの世界に携われるかもしれない。サッカーが好きなら、ずっと共に生きていって欲しい。スポーツとの関わり方には色々な形がある。やろうと思ったことはやるべき。全力でぶつかっていって欲しい」とエールを送った。

 戸田氏は、18年ロシアW杯で解説を務めた。世界のサッカーはどのように変わってきていると感じたか、という質問には「より複雑になってきている。高速化し、パワフルになっているのに加えて、採用するシステム、試合中の選手の役割が多様化していると感じた」。大会をベスト16で終えた日本代表が今後、世界で戦うには「これからは体力はもちろん、知性が求められてくる。日本人は知性の部分はあると思うから、それを携えながら、フィジカルを強めていく必要がある」と話した。

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