【川崎】勝てば“接近”負ければ“V絶望的”の一戦をエース小林の2点で勝利

2018年8月19日22時50分  スポーツ報知
  • 2得点で勝利に貢献した川崎・小林

 ◆明治安田生命J1リーグ第23節 川崎2―1広島(19日、エディオンスタジアム広島)

 嫌な予感がよぎったが、迷いは断ち切った。1―1の後半32分、相手のハンドで得た川崎のPK。キッカーはエースのFW小林だ。「(長男の結翔くんに)左って言われて…。左に蹴ったら止められそうだなと思った。でも、(蹴る方向を)変えて止められたら嫌なので」。試合前にいつも長男の結翔(ゆいと)くんにPKを蹴る場合のコースを聞くのが、通例。その言葉通りに短い助走から左へ思い切り右足シュートを放った。GK林が反応したが、手をはじいてネットを揺らした。

 先制されたが、自身の2発で逆転。さあ、ゴールパフォーマンス…のはずが「完全に忘れてました。集中しすぎてました」と試合後に苦笑い。大事な一戦で、パフォーマンスすることは頭になく、仲間とゴールを喜びあった。

 0―0で迎えた後半11分に広島のFWパトリックに頭で決められ、失点。「パトリックが(得点を)取ったからこそ、自分も絶対取らなきゃいけないと思った」。相手のエースが点を取って、川崎のエースが黙ってはいられなかった。試合の途中で攻撃の作りの部分に参加しようか迷ったが、MF中村から「みんなで最後お前のところまで運ぶから、前で仕事をしろ」と得点を命じられた。

 この日のゴールで小林が得点を決めれば負けないという不敗神話は27(22勝5分け)と伸びた。J1での通算ゴール数は89に。J1で1チームでのゴール数でFW長谷川祥之(鹿島)に並び歴代10位となった。「大事な一戦を勝てたのは大きい」。負ければ勝ち点差12に大きくひらいていたが、勝ってその差を6に縮めた。試合数も広島より1試合少なく、首位を“射程距離”に捕らえた。

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