【磐田】松本、大井と兄に贈る先制弾 J1で5年ぶりゴール

スポーツ報知
先制ゴールの松本(左から3人目)に駆け寄る大久保〈22〉

◆明治安田生命J1リーグ第23節 磐田2-0柏(19日・ヤマハ)

 ジュビロ磐田は、柏に2―0で快勝。前半6分、MF松本昌也(23)が先制弾を決めると、長男が18日に生まれたゲーム主将DF大井健太郎(34)へ「ゆりかごダンス」で祝福。同13分にはFW大久保嘉人(36)がJ通算200得点を決めた。清水エスパルスは浦和と3―3で引き分け、連敗を3で止めた。前半6分にMF金子翔太(23)が先制ゴール。さらに2―2の後半18分に金子の2発目で勝ち越したが、同27分に追い付かれた。

 ゲーム主将と兄のためゴールを捧げたかった。前半6分だ。松本はMF山田のスルーパスに加速し、フリーとなると右足を振り抜いて先制。大分時代の13年以来のJ1でのゴール。「スペースがあったのでチャンスだった。ニアへうまく蹴ることができた」と笑顔。18日に第2子の長男が誕生した大井を中心にゆりかごダンスを披露した。

 前々節・仙台戦で先発も後半14分に交代。パフォーマンスが悪く、ここ2戦は出場機会を得られず「チャンスはつかまないといけない」と焦っていた。実はこの日の朝、兄に女の子が生まれた。「身内のことなんですが、バースデーゴールを決められてよかった。おじさんになりました」と笑顔をみせた。

 試合後には、1日のG大阪戦で左足を大ケガし今季絶望的なDF新里のため、背番号4のTシャツをみんなで着用。松本は「大井さんと新里さんのこともあったのでよかった」と胸をなで下ろした。

 前半13分には、大久保の加入後初ゴールとなるJ通算200得点も飛び出した。名波浩監督(45)は「大井に第2子が生まれ、新里も退院した。大久保がJ通算200得点して、非常にメモリアルな試合になった」。連敗も止まり、忘れられない夜となった。(山田 豊)

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