【川崎】斎藤学の移籍後初ゴールは左足!…天皇杯4回戦、湘南戦で待望の一発

スポーツ報知

◆天皇杯4回戦 川崎3―1湘南(22日、等々力陸上競技場)

 「川崎のマナブ」に待望の一発が飛び出した。1―1で迎えた後半9分。MF斎藤はDF鈴木の縦パスを受けて、かかと付近でボールを前へ。ペナルティーエリア内に入ると、迷わず左足を振り切った。GKに当たって、ボールはそのままゴールイン。「手も使って相手も抑えながらシュートした。もっと綺麗に打てれば良かったですけど…」。今季横浜Mから移籍して初ゴールが生まれた。

 15日のリーグ、鳥栖戦(等々力)では途中出場。終盤にMF大島の見事なパスから斎藤はゴール前でチャンスを迎えた。だが、左足で放ったシュートはゴール左に。「鳥栖戦のときに外して、本当に自分がここにいる意味があるのかなと思った」と試合後に悔しさをにじませた。だが、この日のゴールに「(気持ちを)切り替えた結果、次にチャンスがめぐってきた」と喜んだ。鬼木達監督(44)も「彼はここ最近自信を持ってプレーしていた。いつか(得点を)取るんじゃないかなと思ってました」と評価した。

 今年1月、悩んだ末に横浜Mから川崎へ加入。昨年9月に右ひざ前十字靱帯(じんたい)を損傷し、最初はリハビリの日々だった。3月25日の桐蔭横浜大との練習試合で実戦をこなし、公式戦は4月7日のリーグ、横浜M戦(日産ス)で川崎デビュー。だが、なかなか得点を奪えていなかった。

 斎藤は今季この試合までJ1リーグ戦に10試合、ACLに1試合、天皇杯に1試合出場。これが13試合目だった。「マリノス時代から等々力で決めたことなかったんで」。背番号37のゴールで逆転した川崎は後半42分にはFW知念のPKで3点目をゲット。先発を19日のリーグ、広島戦(Eスタ)から総入れ替えして臨んだが、3―1できっちりと勝利をつかんだ。

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