【磐田】鹿島キラー大久保、後半ロスタイムPK決めドロー

スポーツ報知
後半ロスタイム、磐田・大久保(中)がPKを決めて同点に追いつく(カメラ・酒井 悠一)

◆明治安田生命J1リーグ第24節 鹿島1―1磐田(24日・カシマ)

 ジュビロ磐田が、後半ロスタイムにFW大久保嘉人(36)の2戦連発となるPK弾で、敵地・鹿島戦を1―1に持ち込んだ。大久保は川崎所属時の4月21日の鹿島戦でも得点しており、対アントラーズ戦連発。名波浩監督(45)にとっては、清水商(現・清水桜が丘高)時代の同級生・大岩剛監督(46)との対戦は3戦連続引き分けとなった。

 FW大久保は冷静だった。0―1の試合終了間際にPKを獲得すると、一度ボールを置き直した。「相手GKは絶対に跳んでくる」。敵の心理を読み切り、ほぼ真ん中に右足で同点弾をぶちこんだ。磐田移籍後の16節鹿島戦(7月18日、3△3)は出場登録前で規定上出場はできず。川崎所属の今年の9節鹿島戦(4月21日)では得点しており、2チームにまたがり今季“鹿島戦連発”を成し遂げた。

 名波監督は昨年5月に就任した鹿島・大岩監督との清水商同級生対決を3戦連続ドロー。昨年は勝てばリーグVだった鹿島と最終節で0―0。「(大岩監督に)意識はない。ただ見計らったかのように面白い試合が続いている。今後も鹿島と切磋琢磨(せっさたくま)したい」と話した。

サッカー

×