【富山】今季初先発の柳下2発で快勝!福島・田坂監督に「恩返しできたかな」

スポーツ報知
前半17分に今季初ゴールを決め、笑顔を見せる富山DF柳下

◆明治安田生命Jリーグ J3第20節 富山3―1福島(25日・富山県総合運動公園陸上競技場)

 カターレ富山は、ホームで福島ユナイテッドFCに3―1で快勝。約1か月の中断明け初戦を白星で飾り、順位は15位から暫定12位に浮上した。

 右サイドハーフで今季初スタメンのDF柳下大樹(23)が、2得点の活躍で勝利を呼んだ。1―0の前半17分、左からのサイドチェンジを受け、右足で豪快に今季初ゴール。同38分には、MF差波優人(25)のFKを頭で押し込み、この日2点目を挙げた。

 「1点目は狙い通りに、うまく(右足を)振り抜けた。2点目は差波選手からいいボールが来て、ニアで2人くらい潰れてくれて、自分のところに来た。ラッキーでした」と笑顔を見せた。

 松本から移籍2年目の今季は、開幕当初は試合に絡めなかった。「苦しかったけど、諦めずにやってきた。今日は結果を出すことにこだわりました」と柳下。昨年9月9日のC大阪U―23戦以来となるホームのピッチで活躍し、「(ホームの)ブルーのユニホームでプレーできてうれしかった」と喜び、3756人が詰めかけたスタンドのサポーターから歓声を浴びた。

 松本時代には、福島・田坂和昭監督(47)から指導を受けていた。「恩師です。目の前でゴールを決めて、少しは恩返しできたかなと思う」と話した。

 昨季の2得点に一日で並んだ。「これからも競争に勝ってピッチに立ち、ゴールを決めたい」。頼もしい背番号19が、チームを浮上させていく。

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