【横浜M】久保が初先発へ…イニエスタと“バルサ対決”実現濃厚

スポーツ報知
バルセロナ時代のイニエスタ

 横浜MのU―19日本代表MF久保建英(17)がアウェー・神戸戦でJ1初先発することが25日、確実になった。前日の紅白戦。主力組のトップ下に入ると軽快な身のこなしからシュート、パス、クロス、セットプレーのキッカーといずれも質の高いプレーを披露した。

 加入後初出場した天皇杯4回戦・仙台戦(22日)では1トップの斜め後方に位置する2シャドーに入り、志願して直接FKを蹴るなどしたが、神戸戦ではトップ下での起用が濃厚。「より前でやる仕事が増える。少ないチャンスをものにしたい」と初アシストを記録したデビュー戦以上の活躍を見据えた。1トップのFW伊藤翔(30)と連係について話し合う場面もみられたが、「(内容は)ちょっと言えないです(笑い)」と人さし指で口を押さえるちゃめっ気も頼もしい限りだ。

 “バルサ”対決が注目の的だ。神戸のスペイン代表MFイニエスタも先発濃厚。バルセロナの下部組織出身の久保にとって“大先輩”。だが「今の自分には、相手のことを気にしている余裕はない」と謙虚に発言しつつも「周りに頼ってばかりではダメ。自分で突破もするつもり。チャンスを決められるか決められないかは実力次第だし、チームとしては絶対に勝ちが必要」。残留争いをするリーグ優勝3度の名門の命運すらも背負い込み、日本サッカー界の至宝がJ1初先発する。(田中 雄己)

サッカー

×