【清水】さくらももこさんに白星ささげた 喪章付けプレー、ドウグラスがV弾

2018年8月30日6時0分  スポーツ報知
  • 「ちびまる子ちゃん」の主人公、まる子のイラストが描かれた幕を手に応援する清水サポーター

 ◆明治安田生命J1リーグ第18節 横浜M1―2清水(29日・日産スタジアム)

 清水エスパルスは横浜Mを2―1で下し、6試合ぶりの白星。15日に死去した漫画家のさくらももこさん(享年53)に手向けの1勝を届けた。1点を追う前半27分、MF金子翔太(23)が同点となる今季9号。後半4分にはFWドウグラス(30)の2試合ぶり今季5点目がV弾となった。逆転勝ちは今季2度目で11位に浮上。次節は中2日で9月1日に敵地で仙台と対戦する。

 清水の外国人ストライカーの痛快な一撃に、天国のさくらさんも目を丸くしたに違いない。後半4分、左サイドから金子が浮き球を送る。胸トラップで受けたドウグラスは体を傾けながら左足を一閃。“火の玉弾”が突き刺さった。「清水のために汗をかく」と誓っていた助っ人は広島時代の15年にも横浜M戦で2戦3発を記録。キラーぶりをいかんなく発揮した。

 空からの見えない力が後押ししてくれた。選手は右腕に喪章を付け、ベンチにはさくらさんがクラブ創設20周年時に寄せたイラストとちびまる子ちゃん人形が飾られた。FW北川は試合前のロッカーで「踊るポンポコリン」を流して士気を高めた。

 前半18分、3試合ぶりに先発したクリスランが右ふくらはぎ付近を痛め交代してしまった。流れを引き戻したのが金子だ。同27分、松原のクロスに走り込み左足ワンタッチで放り込んだ。「チームを勝たせるゴールを取りたい」と語っていた男の、プロ5年目で初の2桁得点に王手をかける価値ある同点ゴールだった。

 後半21分に相手が退場。終盤は押し込まれ続けたが守備陣が体を張って耐え抜いた。「しっかり守りきって貴重な勝ち点3を取れた」と金子。今後は仙台、柏と敵地での戦いが続く。オレンジ軍団が再び上昇気流に乗っていく。(武藤 瑞基)

国内サッカー
注目トピック
今日のスポーツ報知(東京版)