【清水】仙台に7戦勝ちなし…指揮官狙いが裏目、残り1分で被弾

スポーツ報知
後半10分、ヘディングシュートを決め、ほえるドウグラス

◆明治安田生命J1リーグ第25節 仙台2―1清水(1日・ユアスタ)

 清水エスパルスは仙台に1―2で敗れ、2試合ぶりの黒星を喫した。1点を追う後半10分、FWドウグラス(30)の2戦連発弾で追い付いたが、後半ロスタイムにクロスから勝ち越された。対仙台は7戦勝ちなし

 残り1分耐えきれなかった。清水は後半ロスタイム5分、クロスの折り返しを放り込まれ、痛恨の失点。ヤン・ヨンソン監督(58)は「ゴールチャンスの数は我々が上回ったが、だからって勝ち点を取れるわけじゃない」と渋い表情を浮かべた。

 指揮官の狙いは裏目に出た。1―1で迎えた後半39分、最後の交代カードでMF金子に代えてDF角田を投入。「(最終ラインを3枚にして)サイドに高い位置を取らせたかった」としたが、実際は5バックになり押し込まれた。「仙台の勢いにやられた」と角田。勝ち点1はスルリと逃げた。

 後半10分、クロスに頭で合わせ一時同点となる今季6号を決めたドウグラスは「全てのミスを修正していかないと。細かいミスが多い」と語った。次は15日に柏戦。最も頼れるドウグラスは出場停止となる。2週間で課題を洗い直さなければ、上位はどんどん遠のいていく。(武藤 瑞基)

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