【仙台】板倉が合流、アジア大会韓国戦振り返る「一番悔しい試合だった」

スポーツ報知
力強いシュートを放つ板倉

 ベガルタ仙台は2日間のオフを挟み、5日から全体練習を再開。仙台市・紫山サッカー場で、基礎体力強化や攻撃練習を中心に約2時間、汗を流した。2日に閉幕したジャカルタ・アジア大会でU―21日本代表の主力として準優勝に貢献したDF板倉滉(21)がチームに合流した。

 この日のシュート練習ではパスの供給役としてだけでなく、前線の組に入って強烈なシュートを披露するなど、軽やかな動きを見せた。板倉は「久々に、みんなに出会えて楽しかった。またスタメンで出られるように準備を進める」と充実の表情を見せた。

 1日のアジア大会・決勝では、U―23韓国と対戦。ロシアW杯にも出場したFW孫興民(26=トッテナム=)らオーバーエージ3人を起用した“格上”相手に最後まで食らいついた。

 板倉は守備の中心選手として、イングランド・プレミアリーグで昨季12得点の孫興民ら強力な相手攻撃陣を90分間0点でしのいだ。延長戦の末、1―2で敗れたが、堂々と渡り合った。「迫力のある攻撃だったけど、しのぐことができた。勝ちたかった。一番悔しい試合だった。忘れちゃいけないと思います」と言葉に力を込めた。

 大会期間中に、同世代のFW西村拓真(21)が、ロシアの強豪・CSKAモスクワへ移籍。GKシュミットは初の日本代表入りが決まった。A代表入りを目指す板倉は「素直にすごいと思った。(このチームで)活躍すればチャンスがあると、証明してくれたと思います。僕も代表入り目指して頑張ります」と闘志。仙台の地で確かな結果を積み上げ、夢をつかむ。(小林 泰斗)

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