【甲府】17歳特別指定選手・中山、2戦連続で得点絡む

スポーツ報知
ヘディング練習をする中山(右)

 来季からJ2ヴァンフォーレ甲府への加入が内定している、特別指定選手のMF中山陸(17)=東海大相模高3年=が、2試合連続で得点に絡む活躍を誓った。J1柏とのルヴァン杯準々決勝第2戦(9日・三協F柏)に向け8日、韮崎市内で最終調整を行った。

 5日の第1戦(2△2)では先制弾に加え、一時は勝ち越しとなるゴールをアシスト。17歳7か月14日での得点は大会年少5位タイの記録となった。衝撃デビューだけに反響も大きかった様子。「LINEは100件ほどいただいた。試合後に携帯電話を見たら、ずっと鳴りっぱなしで…。結構すごかったですね」と照れ笑いを浮かべた。

 ルヴァン杯では原則として21歳以下の日本国籍選手1人以上の先発が義務付けられており、中山は第2戦も先発することが濃厚。マークが厳しくなることも予想されるが、中山は「得点やアシストができたらうれしい。何かしらの結果を残したい」と頼もしく語った。

 上野展裕監督(53)は「頭もいいし、物おじしない。伸び伸びと動き回ってくれれば」と期待を寄せる。クラブ初の4強進出には勝利か、3得点以上での引き分けが条件。「あまり緊張はしていません」と大物感を漂わせる17歳の新星が、快進撃の原動力になる。(三須 慶太)

 ◆中山 陸(なかやま・りく) 2001年1月22日、横浜市生まれ。17歳。ポジションはMF。FCカルパ―SC相模原ジュニアユース―東海大相模高。昨年の全国高校総体に出場。今年5月、来季から甲府に加入することが内定。6月には高校所属のままJリーグに出場できる特別指定選手に承認された。背番号39。174センチ、64キロ。利き足は右。血液型O。家族は両親と妹。

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