【金沢】PK外し今季10度目のドロー 暫定14位

スポーツ報知
パスを出す金沢MF金子(右)

◆明治安田生命J2リーグ第32節 京都0―0金沢(8日・西京極)

 ツエーゲン金沢は、アウェーで京都と0―0で引き分けた。順位は暫定で14位のまま。今季10度目のドローで5度目の連敗は免れたが、20位の京都を相手に、6月のホーム戦(1●3)に続き、またしても勝ち点3を奪うことはできなかった。

 雨の中、今季10勝のうち8勝を挙げている得意の敵地で、序盤から攻め込んだ。しかし1トップのFW垣田裕暉(21)は「シュートもパスも精度にこだわる」と、今季8点目を目指したが、京都DF陣にはね返された。後半37分にPKを獲得した清原翔平(31)の左足シュートは、無情にも枠を外れてしまった。

 一方、アウェーではプロ初先発となったルーキーDF山本義道(のりみち、23)=びわこ成蹊スポーツ大=ら4バックも機能。身長185センチの山本は「西京極は大学以来。芝がきれいで、いいイメージ」と楽しみにしていたピッチで、190センチの京都FWレンゾ・ロペス(24)らをシャットアウト。趣味は映画観賞で、最近は「ジュラシック・ワールド/炎の王国」を見て「面白かった」という背番号2が、最終ラインに恐竜のように立ちはだかった。

 柳下正明監督(58)は、「守備では高さのある選手を抑え、攻撃も集中してやれていた」と、アウェーで勝ち点を伸ばし、手応えを口にした。PK失敗も「その前にもビッグチャンスはあった」と“敗因”にはしなかった。次戦15日のアウェー・新潟戦(午後7時、デンカS)で、3試合ぶりの勝利を目指す。(竹内 竜也)

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