【仙台】2季ぶり復帰ハモンロペス「力全部出す」15日VSF東京

スポーツ報知
実戦練習の2本目で主力組に入り、軽快な動きを見せるハモンロペス(手前)

 ベガルタ仙台は13日、ユアテックスタジアム仙台で実戦練習を中心に行い、15日のホーム・F東京戦(14時)に備えた。仙台に2季ぶりに復帰したブラジル人FWハモンロペス(29)は、実戦練習の2本目に主力組のシャドー(下がりめのFW)に入りプレーした。15日の試合で早速、ベンチ入りが有力視されている。ジャカルタ・アジア大会で準優勝に貢献したU―21日本代表DF板倉滉(21)も、リーグ戦5試合ぶりの先発が濃厚だ。

 ハモンロペスが来た。実戦練習の1本目は、ピッチの外から選手たちの動きを入念に観察。そして2本目で、主力組のシャドーに入った。いきなり、あいさつ代わりのバイシクルシュートを見せるなど、前線でシュートに絡むシーンを何度も見せた。「さすがにまだ100%の状態ではないけど、思っているより体は動いているよ」と手応えを見せた。

 2016年シーズンには、仙台で10得点を挙げるなど活躍した。今季は柏で2季目を送っていたが、7月に契約解除となり、約2か月無所属の期間が続いた。11日にチームの練習に合流したばかりだが、ブランクを感じさせない動きを見せている。渡辺晋監督(44)は「この3日間の練習を見て、こんなにやれるのかという印象はある」と評価した。

 15日のホーム・F東京戦までに選手登録は完了する見込みで、次戦の出場は可能。ハモンロペスは「監督が起用を考えてくれるのなら、短い時間であっても今、持っている力を全部出すよ。ユアスタにはいい思い出がたくさんある。またここで、サポーターと喜びを分かち合いたい」気合十分だ。

 現在6位につけるチームにとって、3位・F東京との一戦は上位に食らい付くために重要な一戦。目標のトップ5入りへ、帰ってきたブラジル人助っ人と共に勝利の道を切り開く。(小林 泰斗)

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