【仙台】GKシュミット、代表経験生かしホーム4連勝だ「また選ばれるために活躍しないと」

スポーツ報知
セービング練習をするシュミット(右は川浪)

 ベガルタ仙台は14日、きょう15日のホーム・F東京戦(14時、ユアスタ)に向けて、非公開練習を行った(報道陣には冒頭15分のみ公開)。9月の国際親善試合で日本代表に初招集されたGKシュミット・ダニエル(26)は、12日からチームの練習に合流。F東京戦のゴールを守ることになりそうだ。現在、ホーム戦は3連勝中。リーグ2位と躍進した2012年以来となるホーム4連勝を目指す。

 次こそ世界を相手に戦う―。力強いまなざしの背番号1が、197センチの大きな体を俊敏に動かしてボールをつかんだ。日本代表に初招集されたものの、代表戦デビューはならなかった。それでも、シュミットは「次へ向けて気持ちはより高まっている。また選ばれるためには、リーグ戦で活躍しないといけない。100%の力を出し続ける」と、10月のパナマ(12日、デンカS)とウルグアイ(16日、埼スタ)戦を見据えた。

 3日から代表の活動に参加、197センチの長身GKとして注目された。6日未明に発生した北海道胆振(いぶり)東部地震の影響で、7日のチリ代表との試合が中止となり、11日のコスタリカ戦の1試合のみが行われた(日本3○0)。シュミットに出場の機会は巡ってこなかった。それでも、練習を通じ「スピード感があって、展開が速かったり、球際のところの激しさとか勉強になりました」と、日本トップクラスの選手たちの雰囲気を肌で感じ取った。

「大事な一戦に」 12日に仙台に合流したシュミットは、今日のF東京戦でのスタメン出場が濃厚。今季、仙台は、リーグ戦のアウェー(3月3日=1○0)と、ルヴァン杯の2試合でF東京に勝利を収めている。シュミットは「大事な一戦になる。僕にとっては、今季初のF東京戦。そういった意味でも負けられません」と気合を入れた。

 仙台は勝ち点38で暫定7位。一方のF東京は勝ち点42の同3位だ。ホーム戦は現在3連勝中で、4連勝となれば、2位と躍進した12年シーズン以来となる。「試合を左右するようなプレーを見せたい」と意気込むシュミット。チームを上位に導き、世界と戦うチャンスをつかむ。(小林 泰斗)

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