【鹿島】エース復調!鈴木優磨の自己最多今季9得点目で勝ち点3 悲願V目指すACLに弾み

スポーツ報知

◆明治安田生命J1リーグ第26節 鹿島2―1湘南(14日・カシマ)

 鹿島はFW鈴木優磨(22)の今季9得点目となる値千金の後半ロスタイム弾で湘南に2―1で勝利し、クラブ初の4強を狙うACL準々決勝第2戦・天津権健戦(18日・マカオ)に弾みをつけた。

 エースの決勝弾で鹿島が白星をもぎ取った。1―1の後半ロスタイム、DF西大伍のクロスはやや高かったが、FW鈴木はトップギアで猛然と走り込み、跳んだ。「あの空間は自分しか触れない」。相手GKが動けない豪快なシュートを頭でねじ込んだ。自己最多を更新する今季9点目。「点で合わせられた」と胸を張った。

 7月は4戦3発の大暴れで月間MVPを獲得。だがチーム得点王のFW金崎夢生(29)が鳥栖に流出した8月は6試合でPKの1点のみに終わった。「チームが苦しい時に点を取れるのが鹿島のFW」。自らに言い聞かせ、もがき続ける中でようやくゴールという結果を手にし、チームを勝利に導いた。

 次戦(18日)は4強入りを狙うACL準々決勝。ホームでの第1戦を2―0を勝利し有利な状況に立つ上、エースの復調は何よりの収穫だ。鈴木は「うまくACLにつなげられたと思う」とうなずいた。(岡島 智哉)

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