【鹿島】11節終了時15位も…ついに4位浮上!22日間で4大会7試合の過密日程初陣制す

スポーツ報知
試合前に黙とうする札幌と鹿島の両イレブン

◆明治安田生命J1リーグ第27節 札幌0―2鹿島(23日・札幌ドーム)

 鹿島はエースFW鈴木優磨の1ゴール1アシストで札幌に2―0で完勝し、公式戦4連勝で今季最高位となる暫定4位に浮上した。

 ACLで4強入りを決めている鹿島が、J1の舞台でもギアを上げてきた。前半24分、FW鈴木のクロスをMF遠藤康が決めて先制。後半3分にはFW鈴木が自身初の2ケタ得点となる今季10点目で勝利を手繰り寄せた。第11節終了時の15位からジワジワと順位を上げ、ついに暫定4位に浮上した。

 この日から22日間7試合の連戦に突入した。カップ戦の結果次第では11月中旬まで週2試合が続く可能性も。だが今季開幕前に「全冠制覇」を目標に掲げた時点で、過密日程は分かりきっていたこと。全北現代(韓国)でACLを制した経験を持つGK権純泰(クォンスンテ)は「いろいろな大会で経験を重ねることで、選手に自信がついてきていますね」と“過密日程の巧妙”に笑顔を見せた。

 大岩剛監督(46)は「我々は全タイトルを取る目標で今季をスタートさせている」と強調。遠藤は「充実感はまだ。タイトルを取ったわけじゃない」と首を横に振った。首位・広島とは勝ち点14差。リーグVは絶望的な状況だが、可能性が残る限り、鹿島は頂点だけを目指す姿勢を貫いていく。

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