【金沢】悪の化身ヤサガラス「ヤサーズブートキャンプ」でビクトリー呼んだ!

スポーツ報知
「ヤサーズブートキャンプ」を終え、「ビクトリー!」と絶叫するヤサガラス隊長(中央)と隊員のゲンゾイヤー(左)とナンシー

◆明治安田生命Jリーグ J2第34節 金沢1―0山形(24日・石川県西部緑地公園陸上競技場)

 J2ツエーゲン金沢のマスコットで、チームを憎んでいるはずの悪の化身「ヤサガラス」が、金沢の勝利をアシスト(?)した。

 試合前にはいつものように、山形サポーターに共闘を呼び掛け、“打倒ツエーゲン”を叫ぶなどやりたい放題。しかし、クラブ公式マスコットの「ゲンゾー」が弱々しい態度を見せると、鍛え直してやるとばかりに、自らが行っているという「地獄のトレーニング」に参加するよう提案した。

 そしてハーフタイムになると、ヤサガラスは突然「隊長」を名乗り、「ヤサーズブートキャンプ」を開始。入隊したゲンゾーの進化形で特撮ヒーロー風の「ゲンゾイヤー」、さらにはヒロインのマスコット「ナンシー」とともに、音楽に乗って過酷なトレーニングを行った。

 ヤサガラス隊長の「自分を信じろ!」などの励ましもあり、隊員たちは無事にキャンプを乗り切った。最後は3人(?)で手を取り合って、かれこれ10年以上前に大流行した決めゼリフ「ビクトリー!」を絶叫。スタンドに詰めかけた3783人のサポーターから惜しみない拍手が送られた。

 ライバルであるはずのゲンゾイヤーを強化した上に、「ツエーゲンよ、早く強くなれ!」とエールを送ったヤサガラス隊長。その期待に応えるように、イレブンは前半8分にFW垣田裕暉(21)の先制ヘッドで挙げた1点を最後まで守りきり、4試合ぶりの「ビクトリー(勝利)」をつかんだ。

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